ビジョン・ゼロ✨
皆さま、こんにちは
アテンダントのTです!
もう少しでツールドフランスが開催されますね!
約三週間かけて行うレースはとても熱く、目が離せなくなります💦
わたくしは山岳の頂上ゴールが一番ワクワクします(^^♪
日本でも大会を開催することはありますが、
わたくしはヨーロッパと比べると道が狭く感じてしまいます...😢
実は...
スウェーデンは先進国の中でも、交通事故死者の数の割合が少ないです!
10万人あたりの割合に換算すると3.9人となります😲(2020年統計)
これは凄いですよね!
(ちなみに日本は4.5人で、比較的良いように見えますが
事故に巻き込まれた自転車や歩行者側の死亡率が高くなってます...)
しかし、スウェーデンも交通事故が昔から少なかったわけではありません!
自動車の安全性はもちろんですが、以下の取り組みによって交通事故死者の数を減らしたそうです
それが「ビジョン・ゼロ」というプロジェクトです。
スウェーデンは国内に自動車が普及するにつれ、交通事故死者が増加。
原因としては、当時は日本と同じ左側通行であったにも関わらず、
『多くの人が輸入した左ハンドルの車に乗っていた』ということでした😨
実際に左ハンドルで運転すると、右前方の視野がとても狭くなります。
片道一車線で前方の車を追い越そうと対向車線に移動したとき、
対向車と正面衝突する事故が絶えなかったそうです...
この事態を見かねたスウェーデン政府は、『左側通行を右側通行に、一晩で一斉に切り替える』
という、大胆で革命的な計画を立てたそうです!
国内36万もある道路標識の位置や内容を見直したり、バスの停留所などを移設したりする必要もあるため、
施行当日の前夜は非常に大変な作業だったそうです💦
また、交差点を極力少なくするために、ラウンドアバウトの導入が進められたり
スピード制限の厳格化を作ったりといったことを行ったそうです!
ラウンドアバウトは円形交差点、環状交差点と呼ばれるものがあり、
道路交差点の一種で信号の代わりに中央島を作り車両はその周りを右回りに走ります!
曲がるときにぶつかる心配が減りますね!(^^)!
現在、日本含めた各国ではITS(高度道路交通システム)の開発が進んでおり、
カーナビゲーション・ETC・自動追突防止ブレーキ・歩行者を認識する技術など… 数多くありますが、
スウェーデンでは学校付近になると自動的に速度を30km/h以下に制限するシステムも導入しつつあります。
子供の登下校中に巻き込まれる事故は少なくはないので、これはとても良いシステムですね!
交通事故死者の数が低くなっても、スウェーデン政府は当然満足はせず、
交通事故者を0人にする「Vision Zero」を目標とし、
今も交通の安全性を重視した取り組みを続けているそうです✨